139:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 19:50:17.20 ID:0/G1P+FM0
男 「いや、痺れ薬だろう。昔飲まされた奴と味と感覚が似てる」
弓使い「昔に?」
男 「あと女を置いていきゃ命は助けてやる、って言ってたし最初から殺すつもりじゃなかったろ」
弓使い「殺すつもりはなかったって、あれだけ矢を射かけておいてですか?」
男 「野盗の最大の狙いは荷物、金目の物だからな。矢が刺さって死んだら死んだで放置、生きてたなら生きてたで薬が回ったところで捕まえるのさ」
男 「男だったら身包み剥いでから殺して、女だったら身包み剥いでお楽しみ、そんで殺すか売っ払うかってとこだ」
弓使い「だから死の危険性はないと……」
男 「だが、この薬は本気でほとんど動けなくなる。そろそろ効果が出てくるだろうし、動けない彼女を担いで移動するとなると確実に歩みは遅くなる」
男 「で、その足の遅くなった獲物を身軽な格好をした尾行役が素早く追いかけてくる。マズイ状況だ」
エルフ「ごめんなさい……」
男 「謝るのは野党に追い詰められて絶体絶命になってからな」
弓使い「……このままここで休むのは危険では?」
男 「ああ、多分血の付いた矢とか跡とか見つけてるだろうし、間違いなく俺たちを探そうとはするだろうな」
弓使い「行きましょう。少しでも距離を稼ぎませんと」
男 「そうしよう。あと、休む時間も少し減らして場合によっちゃ徹夜も覚悟しないとな……」
350Res/321.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20