【R18】八幡「…………しっぽ?」沙希「……見た?」京華「みたー?」【俺ガイル】
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/18(木) 01:27:43.84 ID:uzm/OR2gO
 朝食を終え、俺は川崎との待ち合わせ場所に向かった。少々早いが、御主人様を待たせるよりはいいだろう。
 駅前に到着してあまり目立たないところで待っていたが、やってきた川崎はすぐに俺を見つけた。

「や、おはよ比企谷」

「おはよう川崎。よくわかったな、俺がここにいるの」

「あんたのことだからどうせ目立つところのはいないだろうと思ってね」

「行動が読まれてんな…………」

 少し嬉しく感じてしまう。
 まるで俺のことをちゃんと理解してくれているようで。

「…………なあ、川崎」

「ん、何?」

 だけど俺は川崎に聞かなければならない。
 一度持ってしまった疑念はそう簡単には振り払えないのだから。

「その、さ、お前のサキュバスの能力で聞きたいことあるんだけど、いいか?」

「いきなり改まってどうしたのさ。何?」

「サキュバスってさ、漫画とかだと自分に惚れさせたり精神操ったりすることがあるけど、そういうのって川崎は使えるのか?」

「使えないよ。そういう精神操作は分野じゃないし」

 思い切って聞いた俺の疑問を川崎はあっさりと否定した。
 あまりに軽く言うので聞き直してしまうほどだ。

「つ、使えないのか?」

「少しエロい気分にさせたりとかはできるけど、どっちかっていうと肉体に働きかけてるからね。そもそも身体で誘惑できない時点でサキュバスとしては失格だし、無理やりしたところで美味しいのは採れないし」

 そのあとも川崎は何か言っていたが、俺は安堵感に包まれてよく聞いていなかった。
 そんな俺を見て川崎が驚く。

「ちょっと、何で泣いてんのさ!?」

「え? あ…………」

 慌てて頬に手をやると、確かに涙が流れていた。


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