124:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 21:32:32.22 ID:fbDJqlsAO
北斗「確かに初めはぼんやりした影しか見えないって言ってたのが日が経つにつれて妹の話の中でどんどんその子の存在感がはっきりしてくるんだよね。
こっちまでまるで現実に妹にそういう友達がいるんじゃないかって錯覚してくるくらいに」
冬馬「……」
翔太「……」
北斗「そんなことが続いたある日両親が揃って出かけることになってね、俺と妹は2人で家で留守番してたんだ。
妹は自分の部屋でおとなしく遊んでたから俺も部屋で読書しててさ」
北斗「で、しばらくして飲み物取りに行こうと部屋を出たら廊下の突き当たりにある妹の部屋のドアが半開きになってたんだよ。
そうそう、家には友達が遊びに来てる時は部屋のドアを少し開けておくっていうマナーがあったんだけど」
冬馬「……」
翔太「……」
北斗「でもその時は俺と妹だけで他には誰もいないはずだし。
あれ、おかしいなと思って中を覗いてみたんだ。そしたら床におもちゃが大量に散らばってるのに妹はどこにもいないんだよね」
冬馬「……」
翔太「……」
北斗「いつも使ったおもちゃは自分でちゃんと片付ける奴だからどうしたんだろうとは思ったけど。
まあでもたまにはそんなこともあるかと思って大して気にもせずに俺が代わりに片付けてたんだけどね」
北斗「その時、ふとリビングの方からピアノの音が聞こえてきたんだ。
……ちょうどその頃に妹がその子に教えてあげてるって言ってたエリーゼのためにが」
冬馬「…………」
翔太「…………」
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