372:名無しNIPPER[saga]
2016/09/28(水) 16:48:33.13 ID:3erBllFj0
勇者「……」
魔導師「もう私よりも悲しくないふりはやめてください。私には分かりますよ。あの子がいなくなったことに一番心を痛めているのは勇者殿なのでしょう?」
魔導師「一人は怖い。そして寂しいものです。そう感じるのは当たり前なのです」
勇者「……」
魔導師「あんなにも一人でも逞しく生きる貴方を変えたのはあの子の温もりです」
魔導師「どうかその心を忘れないでください。そしてできれば、一人でいる者に今度は貴方が手を差し伸べてあげてください。あの子からもらった温かさを他の誰かに広めてあげてください」
魔導師「私はこれから…魔王軍の手によって孤児になった子たちを集めて学び舎を開こうと思っています。私は今度はその子たちに魔法使いが私にくれたものを広げていきたいと思っています」
勇者「……」
魔導師「私は…勇者殿にはどうかそのような生き方をして欲しいと願っています」
魔導師殿はそれだけ告げると俺のもとを去っていった。
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