1:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 03:08:50.26 ID:/IEV1k9K0
間田「康一くん、『ブリブリブリーチ』を描いてた久保帯人って知ってる?」
康一「『ブリブリブリーチ』! 知ってますとも! 僕、大ファンなんですよぉ〜」
間田「おおッ! じゃあ最新作の『ピンクダークの悶絶少年』も〜?」
康一「勿論! ブラックユーモアって言うんですかぁ?
生理的に気持ち悪いシーンもかなり多いですけど、印象的な語録と均整の取れたキャラデザ……迫真のストーリーも申し分ないですよねッ!」
間田「そうかいそうかい!」
2:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 03:10:05.24 ID:/IEV1k9K0
間田「ところで康一くん、その久保帯人がこの杜王町に住んでるって知ってるゥ〜?」
康一「ええっ!? 本当ですか〜! あの久保帯人が!」
間田「よかった今から先生の家にサインでももらいに行かないかい?」
3:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 03:10:38.53 ID:/IEV1k9K0
――
間田「どうやらここのようだけど」
康一「お店のようになってますね。店舗兼住宅なのかな?」
4:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 03:11:24.89 ID:/IEV1k9K0
康一「し、失礼しまーす……」
KBTIT「あらいらっしゃい」
康一「ああッ! あなたはッ!!」
5:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 03:11:55.84 ID:/IEV1k9K0
KBTIT「ん? サイン? やるさぁ。じゃあ部屋に行こうぜ。行ったら渡してやるよ、すぐに」
康一「ほ、本当ですかぁ〜!」
間田「ありがとうございますー!」
6:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 03:12:27.76 ID:/IEV1k9K0
間田「いやー、サインが貰える上に部屋に入れてもらえるなんてツイてるねえ、康一くん。きっと先生の描いてる生原稿を拝見することができるよォ〜」
康一「生原稿〜! それは楽しみですね!」
7:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 03:13:00.33 ID:/IEV1k9K0
康一「おかしいですよ間田さん! この無機質な部屋、どう見ても漫画家が漫画を描くような場所じゃあない!」
間田「で、でも……ここは先生の家なんだし」
康一「第一、いきなり家に押しかけて来た素性も知らない人間を簡単に部屋の中に案内するなんておかしくないですか?」
8:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 03:13:28.40 ID:/IEV1k9K0
KBTIT「何だよ、ここに来たからには……何されるかわかってんだろうなぁ、オイ」
間田「先生?」
9:名無しNIPPER[sage]
2016/08/25(木) 20:09:18.83 ID:su5h6VNKo
続きはよ
10:名無しNIPPER[sage]
2016/08/26(金) 11:50:53.86 ID:OQ5AqCqaO
ホモはせっかち
11:名無しNIPPER[sage]
2016/08/26(金) 16:20:22.77 ID:8XCHNyoho
セリフを噛んでない -893点
12:名無しNIPPER[sage]
2016/08/26(金) 19:13:22.52 ID:IdAU83M9o
待ちきれないよ!早く出してくれ!
13:名無しNIPPER[saga]
2016/08/28(日) 12:26:20.57 ID:BUd7Ex2c0
間田「ああッ! 先生の背後に……巨大な『バリカン』が現れたァ〜ッ!」
康一「間違いない……あれはスタンドですよッ! 漫画家・久保帯人はスタンド使いだったんだッ!」
KBTIT「何言ってんだよお前……何がスタンドだよォ?」
14:名無しNIPPER[saga]
2016/08/28(日) 12:27:03.89 ID:BUd7Ex2c0
KBTIT「『散髪刀(キモティカ=キモティ=ダロ)』」
ギュゴゴゴゴゴゴォ――――ッ!!
間田「ぐわあああァ〜ッ! 『バリカン』の刃が高速で回転し、猛烈な突風を巻き起こしている!」
15:名無しNIPPER[saga]
2016/08/28(日) 12:27:49.50 ID:BUd7Ex2c0
康一「『バリカン』が巻き起こした風で髪だけを切り落としたのかッ! まるで『かまいたち』のように……たった一瞬で正確に!」
KBTIT「髪の毛生えるまでこの牢屋から出さねぇからなァ〜。人間扱いなんてしねぇよ! 人間便器にしてやんよ〜?」
間田「ひぃっ!!」
16:名無しNIPPER[saga]
2016/08/28(日) 12:28:42.77 ID:BUd7Ex2c0
KBTIT「そっちのお前もな。一緒に調教してやんよ! ジュージュー(従順)になるまでやるからなァ〜!」
康一「……生憎ですが。僕たちは調教なんてされるつもりはありませんよ」
エコーズACT2「ギャース!」
17:名無しNIPPER[saga]
2016/08/28(日) 12:29:16.90 ID:BUd7Ex2c0
康一「僕のスタンド『エコーズ』は、貼り付けた擬音に触れるとその擬音の効果が実体化して現れるッ!」
KBTIT「殺されてぇかお前、オォン!? もう許せるぞおい!」
康一(攻撃を受けたといっても、間田さんが髪を切られただけだ。久保帯人先生。ちょっとまともじゃあないことは分かったけど……そこまで大きなダメージを与えることは気が引けるな)
18:名無しNIPPER[saga]
2016/08/28(日) 12:30:55.42 ID:BUd7Ex2c0
康一「なっ! 『散髪刀』が、エコーズの発した『擬音』そのものを切り裂いたッ!」
KBTIT「いつから『散髪刀』が『髪』だけしか切れないと錯覚していた……?」
KBTIT「『散髪刀』は『何でも』切れるんだよォ〜〜〜〜ッ!!」
19:名無しNIPPER[saga]
2016/08/28(日) 12:31:25.22 ID:BUd7Ex2c0
KBTIT「さあ調教を始めるぞオイ! 縛らなきゃ(使命感)」
康一(ぐっ……油断していた。相手のスタンド能力について)
康一(でも……『時間稼ぎ』は……できた)
20:名無しNIPPER[saga]
2016/08/28(日) 12:31:55.21 ID:BUd7Ex2c0
――路上
タタタタッ
間田「ふぅー。先生の喉元の圧迫……思ったよりもきつくなく優しかった」
21:名無しNIPPER[saga]
2016/08/28(日) 12:32:54.31 ID:BUd7Ex2c0
間田「ゲッ」
仗助「もう退院したのか。つうかよ、オメー髪切ったのか。一瞬分からなかったぜ」
間田「ま、まあね。じゃ、僕は急ぐからこれで……」
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