【fgo】ランサー「ローマがローマだ」ケイネス「え?」【zero】
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43: ◆vn2AztKwUw
2017/01/02(月) 22:56:51.87 ID:3kROp7hE0
アーチャー「ありますよ、私は永遠の孤独を望みます」

平常に平常に
彼は真に望むものを絞り出す

綺礼「ふむ、授かりの英雄と呼ばれ様々なものに恵まれたお前がそのようなものを望むとはな」

分かっている
自らは身分にも友にも恵まれた
そんな自分が英霊になってからも望むなど傲慢にもほどがある
きっと"あの男"なら望みなどないのだろう
自分とは反対に様々なものに恵まれなかった英雄は機会があろうとも
「それもまたよし」と何も望まないに違いない

アーチャー「もういいでしょう、私はこれで」

鋼鉄の白衣が治療のために自覚させようとした傷は
"傷を開く者"によって膿んでいく
耐えられない
アーチャーは霊体化し部屋を出て行ってしまった

綺礼「分からぬものだな」

一人残された綺礼はつぶやく
順風満帆に生きたはずの英雄の願いに
意外性を感じていた
彼の声にアサシンは答えた

アサシン「願いは胸に秘めた歌だ。歌詞が分からぬ者には分からぬし、分る者には分かる
     その曲調もな」

彼は願いを歌にたとえる
言葉に含まれる気持ちを読めるかは人次第だ
その曲調がどのようなものと感じるかも人次第だ
ただ綺礼の胸中には

綺礼「…そうか、少し歌って行こう」

愉悦が渦巻いていた
アーチャーの苦悩する姿に彼は生まれて初めて
神父として感じてはならない感情を抱いてしまった
だが、その愉悦を綺礼は受け入れる

アサシン「月がスポットライトにでも見えたか?」

なるほど確かに月はきれいだ
月には人を惑わせる不思議な魔翌力がある
ならば惑わされるのもいいかもしれない
さあ、歌おうこの楽しい思いが消えないうちに

綺礼「いや、そんな気分なだけだ。ハ長調の曲だ」

明るい曲を、今の気持ちが抱けるうちに

アサシン「♪〜」

綺礼「♪〜」

綺礼の歌は確かに上達していた


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