マミ「QBかく語りき」 QB「君らしいね」
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265: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/12/31(土) 16:10:15.02 ID:eFXi0ApIo

宙を舞うリボンが黒い糸をすばやく大量に巻き取っていき、ほむらの姿をしたマミが現われる。

完全に自由になった瞬間身を翻し、結界から離れて虚空を全力で飛ぶ。加速していく。


(道はわかる、見える。でも)


糸はしつこくやってきて、何本かが足に絡む。ほむら=マミのスピードが落ちる。

それを発端にまた大量の糸が身体に纏い付いてくる。


(どこまで伸びるの? キリがない!!)


その時どこからともなく巨大な槍が現れて糸の束を易々と断ち切っていった。輝く穂先が何度か往復するともう黒い糸はどこにも見えなくなった。

持ち手も槍の大きさに見合っていた。そびえる姿は首から先が炎に包まれ、動くと火の粉がぱあっと派手に散った。表情や顔かたちなどはっきりしないが、マミはそれの明るい哄笑と蹄の鳴る音を聞いた。徐々に薄れていく。


(ありがとう)


あなたのことをどれだけ頼りにしていたか。想像もつかないでしょうね。

いきなりグンと移動のスピードが上がった。身体が空間ごと進行方向へと流れていく。先へ先へと持って行かれる。

早い流れに身を任せていると、すぐ近くに大きな姿が見えてきた。気付けばほぼ向かい合って泳いでいる。これの作る水流に運ばれていたのだ。

銀色に輝く鎧とウロコ、はるか後方で一瞬尾ひれがひるがえった。フェイスガードの隙間からいたずらっぽい目の輝きを見た気がした。だんだんと消えていく。


(ありがとう)


私みたいな者に憧れてくれた。いつも場を明るくしようと心を砕いてくれていた。

どうやったのかは知らないけれどいろんな壁を越えてきてくれたに違いない。感謝の念で胸を一杯にしながら、ほむらの姿をしたマミは通常空間への道を行く。

雷の音が聞こえる。



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