提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
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773:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/02(月) 01:14:47.70 ID:bEdAZoZ50
提督(だが、それと同じか、それ以上にビスマルクのことを愛していた。たとえ不幸にもすれ違い、想いが穢されたとしても)

提督(俺は、どうすればいいのか分からない。何ということだ!こんな美人が俺を好いてくれているのに!)

提督(ああ、今すぐに抱き付いてキスをしたい!愛したい!結婚して、二人で幸せに暮らして、子宝に恵まれて、孫に囲まれて安らかに二人で旅立ちたい!)

提督(それを望みさえすれば手に入る!だが、悲しげなビスマルクの顔が脳裏に浮かんで離れない!)

提督(あの男さえいなければ、このようなことにならなかったのだろう!!あいつは結局、報いを受けた。当然だ)

提督(しかし、歪な形であったとはいえ、幸せを手に入れたビスマルクを自分の意志でその甘い悪夢から目を覚まさせたのは俺だ)

提督(それはもちろん、たとえ汚されたとしてもビスマルクが忘れられなかったからだ。彼女を愛していたからだ)

提督(赤子殺しの汚名を背負って、背負わせてまで彼女を選んだのは他ならぬ俺自身なのだ!!)

提督(信じがたい難問だ。俺は、今は答えが出せなかった。いや、答えはあるのだろう。だが、今それを言い出せなかった)

提督(今だけは、今だけは絶対にダメだ。短い間でいいからこの残酷な決断を先延ばしにしたかった)

提督「……プリンツ、ありがとう。本当に、心から嬉しい。けど、今はまだ決められない。すまないが、時間をくれないか」

プリンツ「……」

提督(プリンツは、少しだけ目を見開くと、俯いた。もしかしたら察してしまったのかもしれない)

提督(だが、二人と結婚するだなんて倫理的に無理だ。人の道に背く行為だ。すまない…… だが、せめてこの、心地いい空間をもう少しだけ……)


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