義姉「泊めてください、義姉さん」
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38:>>35書き直し ◆TEm9zd/GaE[saga sage]
2016/11/08(火) 20:20:46.73 ID:gAhI2q520
――


義妹(夕日の緋さにノスタルジーを思いました)

義妹(隣を歩く義姉さん。彼女との距離)

義妹(横目で彼女の顔を覗き込むと、初めて会った日よりも大人になった彼女の顔がありました)

義妹(右隣を歩く彼女。上げ底のせいでいつもより背の高い、けれど、私の肩口までしか背のない憧れの人)

義妹(初めて会ったあの日から。私は、この人に近づけているのか)

義妹(この人と一緒にいて、恥じない自分になれたのか)

義妹(それは――)

姉「――危ない」ギュッ

義妹「え?」

義妹(突然、義姉さんに肩を抱きすくめられました)

義妹(義姉さんに密着――鼻腔をくすぐる彼女の匂い、酔ってしまいそうな温かさ、女性らしい体つき)

義妹(私は――)

義妹「」ギュッ

義妹(義姉さんに抱きつき返した)

義妹(彼女を――義姉さんを、感じる)

義妹(自転車が私がさっきまでいたところを通過する。そんなことはどうでもいい)

姉「もう! 歩道なんだから、もっとスピードを落として欲しいわよね」

義妹(義姉さんの胸に押し付けた耳から彼女の鼓動を聞く)

義妹(ナイアガラの滝だなんて卑下されている胸に、けれども確かに女性らしい膨らみを感じた)

姉「どうしたの? 顔が赤いわよ」

義妹(不自然に背を曲げ抱きついたことを不信に思ったのだろう。もしかしたら、体調が優れないとも思われたのかもしれない)

義妹「……気のせいですよ。顔が赤いのは夕日のせいです、きっと……」

義妹(言い終わり、直ぐに体を離す。彼女の残滓が、まるで私と糸を引くように名残惜しまれた)

義妹(ごまかしにもならない戯れ言。それでも義姉さんは深く言及せずに、ただ、そうと言うだけでした)

義妹(私の顔が赤いのは、義姉さん、あなたが――)

義妹(そのとき、義姉さんが車道側を歩いているのを今更ながら認知し、ついで今日一日そうだったことを思いだし、より一層顔が熱くなりました)


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