義姉「泊めてください、義姉さん」
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56: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2017/01/23(月) 20:52:49.74 ID:Tn0mD8cK0
姉「ねぇ」

義妹「どうかしました?」

姉「どうかしましたって……おかしいと思わない?」

義妹「……狭いです」

姉「そりゃね――」

姉「おんなじ布団で寝たらそうなるわ!」


義妹「しょうがないじゃないですか、まさか来客用の布団がないとは思わなかったんですから」

姉「だからって……だいたい、あなたは昨日何処で寝たのよ」

義妹「昨日はどっかの飲んべえに付き合ってたら寝落ちしましたよ。床の上で雑魚寝です。夜中……というか、明け方未明に目が覚めたので、部屋のすみに適当に丸まってた布団を敷いて、義姉さんをそこに寝かせたあと、朝御飯を作ったんですよ」

姉「それはごめんなさい……じゃなくて、だったら私はソファで寝るわよ」

義妹「……私と一緒の布団で寝るの嫌ですか?」

姉「嫌って訳じゃなくて……」

義妹「だったら良いじゃないですか……ほら、狭さならこうやって抱きつけば、多少余裕が出来てなんとかなりますよ」

姉「うえ――ぃ!!! 義妹――!!?」
 (いろいろ当たって……)


義妹「義姉さん……あったかい……」

姉「いや、あったかいじゃなくて……」

義妹「覚えてます? 小さい頃もこうやって――」

姉「…………義妹?」

義妹「嬉しいんです、ほんとうに……うれしいんです……」ウトウト

姉「……ありがとうね」ナデ

義妹「ぁ、あたま、なでられるの、きもちぃ――」スゥ

義妹「くぅ――くぅ――」

姉「寝ちゃった……」ナデナデ

姉「かわいい寝顔……私、我慢出来るかな……」

姉(間違いなく義妹は私のことを好きでいてくれてる)

姉(でも、その好きは私のと、きっと違う)

姉(私たちは姉妹で、女の子同士。許されないし、周りの理解も得られない。そもそも義妹は私のことをそんな目では見ていないだろう)


姉「くぁ――、んふぅ、私も寝よう」ウトウト

姉(それでも、好意にはかわりないし、こんなにも近くに居てくれる)

姉(この関係が崩れたらなんて考えるのも怖かった)

姉「おやすみ、義妹」ナデナデ

姉(手を伸ばせば触れられる距離に義妹が――)

姉(それで十分――そう自分に言い聞かせて、眠りに落ちた)



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