64: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2017/01/29(日) 21:24:23.93 ID:dAov6Bdw0
姉友「ごめんね突然」
姉「いいよいいよ。それにしても懐かしいね、最後に会ったの高校の卒業式かぁ」
姉友「うん、懐かしいよ本当に。姉ちゃんは私の頭じゃ入れないような大学に入っちゃうし、要領がよくないから大学のレポートとかテストとかで頭回らなくなるし、それに加えてバイトもあって、なかなか連絡取れなかったし……」
姉「そうだったんだ……」
姉友「あ、それにしても綺麗な部屋だね。流石、姉ちゃんは完璧だ」
姉「そんな大袈裟だよ。それに今日はたまたまだし」
姉友「ふーん。でも良かったよ、姉ちゃんに同棲してる彼氏が居なくて」
姉「何それ嫌み〜? どうせ、出会いのない寂しい人ですよ。でも――」
姉友「いいえ、嫌みなんかじゃありませんよ。ただ、うれしいんです」
姉「え?」
姉友「姉ちゃん――姉が私との約束を守っていてくれたことが」
姉「はい? ……約束?」
姉友「はい。ずっと友達でいようって約束」
姉「……なんでそれが私に彼氏がいないことと繋がるのか、ちょっとよく分かんないなぁ……」
姉友「だって、彼氏出来たらその人のことが優先になって、友達と一緒にいる時間がへりますし、万が一結婚なんてしようもんなら旦那さん、家庭が第一になって余計に私と一緒にはいられませんし、夫婦になったんなら夜の営みは絶対にしますよね。で、旦那さんが計画性のない人なら子供が出来るわけです。仮に貯蓄の事とかしっかりと考えている人でも、数年経ったら子供を授かるわけですよ。そしたら駄目だ。もう一緒に遊ぶ時間はない。今時共働きじゃないとやってけないのに、家事は女のする仕事だって全部任せる旦那さんだったらボロボロの雑巾みたいに酷使されて、そんな中で子供の世話をするもんだから精神が参ってしまう。そうなったら、精神科メンタルヘルスな病院に通うメンヘラおばさんの出来上がり。なんでこうなったんだろう。自分が思い描いていた結婚生活とは違う。なんで……。そんな自問が姉の中でぐるぐると回り続けるんです。そして、はたと気づくわけですね。ああ、旦那と子供がいるからこんなことになったんだって。そこまで行ったら話は早い。家族皆が寝静まった真夜中。まずは赤ん坊です。泣かれないようにきゅっと素早く首を締めます。はい、これで赤ん坊が死にました。次は旦那さんです。今度は混ぜたらいけない洗剤同士を寝ている旦那さんの顔面にぶっかけます。それだけじゃ弱いのでカビ用の洗剤を口や鼻に向けて溢します。はいこれでめでたく姉を縛っていた全てのものが無くなりました。でも、駄目です。姉は人を殺しました。すぐに刑務所に入れられてしまいます。それを知った私は急いで、それこそ仕事をほっぽりだして姉に面会するんです。そこには旦那に酷使され会社に奉仕し育児に身を粉にしたせいでやつれてしまった姉の姿が……。そして私に言うわけです。あの時、彼氏への愛情じゃなくて貴方との友情をとっていればこんなことにはならなかったのかなって」
姉友「それがいやだったから、彼氏が居なくてよかったっていったんです」
姉「話が飛躍しすぎよ!」
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