25: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/12/20(火) 23:52:21.24 ID:QUBPcNccO
――かすかに音がした。
「あ、起きた」
白い天井が目に飛び込む。
ここは、見知った我が高校の保健室だ。
「先生、起きました」
「あら、良かった」
ちあきさんがベッドの脇の椅子に座っていて、その隣に保健の先生。
その光景にひっくり返りそうになりながら、私は目を瞬かせた。
保健の先生のしわくちゃの手がにゅっと伸びてきて、頭に触れる。
「大丈夫? 気分悪くない?」
「は、はい」
保健の先生は、私の母親と同じくらい。40代、50代の女性だと警戒心はあまり沸かない。
「絵ちゃん、私のこと分かる?」
ちあきさんが眉間にしわを寄せる。
「分かるよ。ちあきさんでしょ」
「1足す1は?」
「2。バカにしてるの?」
「だって急に倒れるんだもの」
「それは……」
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