69: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/09(月) 21:55:12.92 ID:hbVB15e3O
1時間目の後に、ひろ君からラインがきていたのに気が付いた。
どうやら、ちあきさんとちょっとだけ仲直りできたようだ。
良かったね。二人とも。
トイレから出て、私は微笑ましい気持ちで携帯をポケットに入れた。
と、目の前に渚先生。英語のノートを抱えて、ゆらゆらしていた。
危なそうだなと思ったけど、今朝と同じような状態になるのが嫌で素通りしようとした矢先、
「あ」
彼女は躓いて、ノートごと廊下に雪崩れ込んだ。
タイトスカートの破れる音と共に。
顔面を擦りむいていそうな態勢だった。
「やだ、私……ッ恥ずかしい」
独り言を呟いて、渚先生が慌てて立ち上がる。
ストッキングも線が入ってしまっていた。
先生はすぐにノートを拾い集め始めた。ややあって、私の視線に気が付いたのか、振り返る。
「み、見た?」
おでこと鼻を真っ赤にしていた。
私は頷いた。
先生は拾い上げたノートで、ゆっくりと顔を隠し、両目だけ出して言った。
「誰にも言わないでね……」
「いやです」
「絵さん?!」
「ウソです。言ったりしません」
なんだ、この先生。
こんなに可愛かったっけ。
と、私は彼女の瞳をしっかりと見れていることに気が付いた。
もしや――。
ギャップ萌え?
と、私は思い当たるのだった。
おわり
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