47:名無しNIPPER
2016/12/26(月) 22:22:55.64 ID:Wx0cP/u8o
――ここはどこだろう?
ぼーっとする頭の中、状況を把握しようとして声を出す。
けれどそれは意味ある言葉にならなくって、「あー」とまるで発声練習みたいな間抜けな音になってしまった。
しかしその間抜けな声を聴いて、誰かがやってきたのがわかる。足音がする。
私は今、どうやらベッドに横になっているみたいだ。
周りに柵があるけれど、決して高くはない。すぐに乗り越えられてしまいそう。いったいどういう意味があるんだろう。
思考を整理するより先に、足音の主がベッドを覗き込んだ。
P「おーよしよし、起きたのか。おはよう」
……プロデューサー? 私、疲れて眠っちゃったのかな。
少しだけ安堵して、起き上がろうとして……うまくいかない。手をゆらゆらと持ち上げただけになってしまった。
泉「あー……う……?」
あれ、おかしい。そうやって言葉にしようとしたのに、それもできない。
異常を伝えたくてプロデューサーを見る。ニコニコと笑っているばかりで、理解できていないみたい。
ひょっとしてどこかに頭でもぶつけたのかな。そのせいでうまく動けない? だとすれば、今は救急車を待っているの?
疑問が出てくるのに、言葉にできない。「あー」とか「うー」とか、そんなことしかしゃべれない。
泉「うっ……うぅっ……!」
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