明日を追い越して
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36:名無しNIPPER[saga]
2017/01/05(木) 12:36:53.67 ID:84GkPGo0O


バタン!……カチャリ。


男「じゃ、行きましょか」

女「はい」


結局シャツだけ貸すことにして、服やコートは昨日着ていた通勤用のそれを使ってもらうことにした。
既に日が昇っているのでコートの前は開いた装いになっている。




年末前の住宅街は散歩している子供連れも多い。
大掃除の音も聞こえる。


女「ほんとに、もう一日居ても良いんでしょうか」

男「居てください」

女「ふふ、はっきり言われちゃいました。でもこれ、win-winが成り立っているかと言われると」

男「……いいんですよ。俺だって一昨日までは、明日死にます、みたいな顔して毎日眠りについてたんです。だから、その」



女「今夜も。ですか?」



男「はい」

女「ふふっ。すごい真剣な顔してますよ?」

男「え、そうですか? すいません、つい」

女「いえ……私こそ、お願いします。いっしょに寝ましょう」



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