明日を追い越して
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59:名無しNIPPER[saga]
2017/01/12(木) 22:24:59.24 ID:BlAPAepBO





男「……んじゃ、そういうことだから。別にいいだろ……とにかく帰らないから。大事なことあんの。じゃ」
ぷちっ。





女「……ん」

男「あ……起こしましたかね」

女「…………」





見間違いではなかったらしい。
ポロポロと、珠のような頬を伝う雫。

男「ああ」

ぽた、ぽた、……、ぽた、……





彼女を現実からは守れないのだろうか。

どんなに肌を貼り付けても、独りの心地なのだろうか。

それとも、ここにいる自分が惨めになったのだろうか。




男「っ。どれも……」


どれも、違うだろう!

……違ってほしい。



女「…………」

綺麗で、たっとい顔がある。
いつの間にプルプルしていた拳と太ももを抑え、鎮める。
そっと頭に掌を乗せると、震えと共に苛立ちが吸い取られていくような、そんな気がした。



男「……」

ぽろ、ぽろ……

男「っ」

またこぼれていく。
ふとすると震えてしまうこの手は、頬の光をすくうことも出来ない。
新人も派遣も笑えるものか。俺は無力だ。


……

女「ん……あ、おはようございます……」

男「――おはようございます。」

女「? ふふっ……」


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