29: ◆axPwtNeSoU[saga]
2017/01/08(日) 00:04:28.16 ID:KrPi05AA0
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「……あーっ、提督ずるい、自分ばっか!」
「おう、お前も一杯やるか?」
「飲む―!」
あの後、露天風呂の隅に併設されているシャワー室で改めて身体を洗い。
俺たちは部屋に戻ってきた。
髪をドライヤーで乾かすために北上が洗面所に行っている間に、俺は浴衣に着替え、風呂に入る前から敷いてあった布団の上に座りこむ。
小さな室内灯以外は敢えて照明を点けず、壁一面に大きくとられた窓から見える夜空の月を眺めながら、冷蔵庫から出した瓶ビールで、手酌酒と洒落込む。
同じように浴衣に着替えてきた北上が、目の前にぺたりと女の子座りで座り、持ってきた新しいグラスを差し出してきた。
「ほれ」
「あんがと。……っとっとっと」
グラスにビールを注いでやり、自分のグラスにもビールを継ぎ足す。
「乾杯」
「乾杯」
軽くグラスを合わせて乾杯した。
北上は豪快にグラスをあおり、ひと息にビールを飲み干した。
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