365: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2017/02/11(土) 03:47:58.02 ID:EqLBfSBFo
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サキュバスB「お待たせしました、陛下」
勇者「ん、あぁ……いいのか?」
そこから待ちぼうけを食わされて、十数分も湯船に浸かったり、上がって体を冷ましたりを繰り返していた。
その間、サキュバスBは小さめの寝台ほどの、奇妙な素材でできた“何か”に息を吹き込み続けた。
人間界のどこかで見た“気球”に似ていたが、形状は大きく違う。
段上に波打つ、空気で膨らませられたつるつるとした延べ板、といったところだ。
ベッドに見えなくもないものの、その用途が眠るためでないのは明白だった。
サキュバスB「ふぅ……、ふぅ……。つ、疲れたぁ……」
隣女王「あの、私も手伝いましょうかと申しましたのに……」
サキュバスB「い、いいんですよ! 女王さまなんですから!」
サキュバスBがそうしている間、勇者も隣女王も“替わろうか”と何度も訊ねた。
彼女が顔を真っ赤にしてそれを膨らませている間、ずっと彼女は固辞し続けて、湯に浸かって休んでいるようにとの一点張りだった。
結果――――彼女はもう疲労困憊したように、空気の吹き込み口に栓をして息を整えていた。
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