5: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2017/01/23(月) 00:19:41.70 ID:fQSRpZJAo
*****
始まりは、城の廊下で起きた、たった一度の咳からだった。
勇者「――――――けほっ」
サキュバスB「……陛下? 大丈夫? お風邪ひいちゃいましたですか?」
勇者「いや……分からないから、近寄らない方がいい。“お手伝い”に戻れ。心配してくれてありがとう」
サキュバスB「誰が“お手伝い”ですか! でも、お具合悪かったら……言ってくださいね?
わたしの必殺、“ヒーリング☆フェラ”で治しちゃいますよ? おケガ以外なら何でも治っちゃうんですからね?」
勇者「気持ちだけ受け取るよ。無理はしない」
舌をぺろりと出し、いたずらっぽく微笑みながらサキュバスBは去っていく。
しかし、勇者は内心妙だと感じていた。
ここへ来て一年が経つのに……今のは、少し悪い咳だった。
喉に何かが絡んだり、空気の乾燥のせいではない。
勇者(……今日は、早く寝よう)
*****
688Res/314.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20