勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」
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580: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2017/02/25(土) 04:11:42.24 ID:qTGE4Zqmo

隣女王に続いて彼女を見送ると、ようやく、城内にはいつもの静寂が戻った。
股間の苦しさも無い。
普通に立ち歩く事ができ、用足しの時も邪魔にならず、左手にうねる妙な紋章もない。
それだけの事の贅沢さを思い知らされた数日間だった。

勇者「……俺はもう、しばらくはいいかな」

堕女神「はぁ……?」

勇者「一晩で四百回。四百回分も吸い取られたんだぞ」

堕女神「恐らく人類史上最高記録でしょう。それで……いい、とは?」

勇者「だから……その、分かるだろ?」

堕女神「……分かりますが、困ります」

勇者「え……?」

堕女神「ですから、その……私が……私、と……」

言いづらそうにする彼女の姿は、それもまた、まさしくいつものように婉曲だ。
口では言ったばかりの勇者も、また自覚する。

勇者「……分かったよ、今日だな」

ここへ迷い込んだ男が時にかかる、奇病。
治療法は、ただ一つ。
そして治療が済んでも――――この国では、誰も抗えない。

ここは――――――“淫魔の国”だから。







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