[安価あり]グッドラック、キャプテン
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18: ◆2QvL4LKyaA[sagasage]
2017/02/10(金) 19:22:02.20 ID:/l4p7oER0
ふたりが歩き出す。
夕菜が少し足を止め、怪物を振り返った。
夕菜「きゃ!?」
バネ仕掛けのように怪物が跳ね起き、爪を振るう。
ビシュッ
肉を切り裂く音がして。
夕菜を引き戻したダグラスの左前腕にぱっくりと傷を作った。
ダグ「ぐぅっ······!」
血が滴り落ちる。
それでもM93Rを撃ち込んで、今度こそとどめを刺した。
夕菜「隊長!大丈夫ですか!?いま、手当てしますから······」
ダグ「待て。今は、安全な場所を確保することが先だ······っぅ」

夕菜の肩を借りて頑丈な部屋を見つけ、鍵をかける。
ダグ「ちっくしょう、いてえな······」
夕菜「······血が止まらないのです······。隊長」
ダグ「んー?なんだ?」
夕菜「ごめんなさい」
夕菜の持つMP5K-PDWのトリガーが引かれた。
ファイアリング·ピンが雷管を叩くまでに、さまざまな変化が起きた。
まず、ダグラスの体をとてつもない灼熱感が走り抜けた。
その感覚が極限まで研ぎ澄まされ、停滞したような時間の中で思考が脳内を満たす。
――撃たれる?
――回避しなければ
――左に動いて
――背後に回って
――落とす――
体は反応した。同時に銃弾がさっきまで彼の頭があった場所を通りすぎる。
限界を越えた速度で射線から逃れ、夕菜が目を見開いた時には後ろを獲っている。
右腕は首に、その手首を左の関節で固定して手のひらを後頭部に当て、一気に締め上げた。
世界が元に戻る。夕菜が激しく抵抗しはじめた。
夕菜「げふっ······!かはっ······ひっ······」
ダグ「なぜ撃った!······夕菜、何を隠してる!?答えないと、締め落として化け物のエサにするぞ!」
夕菜の抵抗はやがて弱々しくなり、最後にダグラスの腕をタップした。
腕が離れる。
夕菜は床に倒れこんだ。
夕菜「げほっ、げほっ!かふっ······うぇ、げほっ!」
嘔吐しそうなほどに咳き込んでいる。
しばらく床に這っていたが、起き上がるとぺたりと座って息を整えた。


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