2:名無しNIPPER
2017/01/29(日) 12:26:35.44 ID:Gu8TR1tC0
クライヴ・コーポレーション。
ありとあらゆる分野で様々な事業を展開する多国籍企業だ。
表向きも、実際も、不祥事を起こすことがめったにない。
今や、1日に一度はロゴ(リングで囲まれたCを囲う羽)を目にする。
······さて、ここである男が登場する。
ダグラス·レカード。
東洋系の顔立ちの男だ。
肩書きは、クライヴ·セキュリティ·システムの小隊長。
前任者が入院したため、急遽配属になった。
彼の物語は、序章を迎える。
「必要なもの全部持った?忘れ物ない?」
「大丈夫だよ、姉さん。心配しすぎだ」
姉のアリサは、なお心配げに眉を下げている。
ダグラスは肩をすくめ、自分より頭ひとつ小さな姉を抱きしめた。
「大丈夫だって。今日は挨拶くらいで帰ってくると思うから」
「······うん。わかった。いってらっしゃい、ダグ」
そこで、ダグラスが右の手首にあるべきものがないことに気づいた。
「······っと。腕時計、忘れるとこだった」
アリサは少し呆れた感じで笑うと、二階へ上がっていった。
「はい。これ忘れちゃダメだよ」
「ありがとう。じゃあ、行ってきます」
ドアを開けて、外へ出た。
穏やかな太陽が街の看板を照らしている。
<Welcome to Crive City!>
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