24: ◆2QvL4LKyaA[saga]
2017/02/13(月) 23:33:39.02 ID:DGWtlTOA0
ダグ「今から中に入る。一緒に来た方が良いと思うぞ」
夕菜「じゃあ、そうするのです」
主制御室に入ったふたりは、周囲を手早く探っていく。
ダグ「ここなら、誰か撃ち殺しても絶対外には聞こえないな······」
夕菜「······さっきのお返しとか言って、撃たないでほしいのです」
ダグ「撃たない撃たない。というか、俺は自分の身が心配だ」
ぐぅ、と夕菜の腹が鳴った。
きゅぅ、と声を漏らして真っ赤になる。
ダグ「ははは、ここで少し休むか」
軽い笑いをこぼしながら壁際に座った。
腕時計が示す時間は、別れてからまだ30分と経っていない。
隣で味気ないレーションをほおばっている夕菜は、何か思案しているようだった。
ダグラスもエネルギーバーをかじり、話しかける。
ダグ「故郷に家族はいるのか?」
夕菜「はい。お姉ちゃんが一人いるのです。私よりずっとかわいくて、頭もいいのです」
ダグ「そうか······俺にも、姉がいる。って言っても、クライヴシティにいるけどな」
夕菜「······私は、お姉ちゃんと喧嘩別れで留学しているのです。いままではずっと
大好きだったのに、急に私を家に閉じ込めようとして、私がいやがったら怒って。
もう放っておいてって言って、一度も連絡を取っていなくて。······今、どうしているのでしょう············お姉ちゃん······おねぇ······ちゃ······」
極度の緊張に晒されていた反動だろうか、箍が外れたように泣き出した。
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