570:名無しNIPPER[sage]
2017/03/07(火) 00:15:36.95 ID:K9j1+Tdp0
- 第三新東京都市第壱中学校 昼休み 屋上 -
シンジ「――あれ? 洞木さん?」
ヒカリ「碇くん。1人でいるのめずらしいね。アスカ達は?」
シンジ「お昼食べてるよ。洞木さんこそ、こんなところでめずらしいね」
ヒカリ「……うん。なんだか、1人で考え事したくて」
シンジ「そっか。ここっていい場所だよね。誰もいないし、そういう時は」
ヒカリ「みんな使わないもんね。景色もいいんだけど、なんでだろうね」
シンジ「そうだね……言われてみればそうかも」
ヒカリ「碇くんも1人になりたかったの?」
シンジ「少し、考え事してたから。一緒だね」
ヒカリ「うぅん。一緒なんかじゃないよ」
シンジ「ん?」
ヒカリ「はぁ……。実は、昨日ね、鈴原達とシェルターにいる時、少し外に出てみたの。あ、ほんとに出ただけなんだけど」
シンジ「…………」
ヒカリ「碇くんやアスカや綾波さんってあんなのと戦ってたんだね」
シンジ「うん、まぁ」
ヒカリ「選ばれるってだけでも凄いのに、勇気がいるんだなって思った。私達とは違うってこわくなったの。でもそんな時マナに言われたの――」
シンジ「…………」
ヒカリ「――誰だってこわいって。アスカや碇くんたちに申し訳なくなっちゃって」
シンジ「僕たちはエヴァのパイロットだけど、結局は大人の都合で乗ってるんだ。誰でも乗れるわけじゃないから、乗るしかない」
ヒカリ「…………」
シンジ「アスカはプライドを持って乗ってる。綾波は繋がりを求めて。僕はたまらなくこわくて嫌だった」
ヒカリ「……うん」
シンジ「パイロットとしての価値しかないって思うとむなしくてさ」
ヒカリ「でも、みんな感謝してるよ」
シンジ「それでも、僕が望んだわけじゃなかったから。でも、今は違うんだ。自分の意志で乗ってる。パイロットとしての価値しかなくてもそれでいいんだ」
ヒカリ「……どうして?」
シンジ「みんなが、それぞれ違うみんながいるのが当たり前だから」
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