シンジ「僕が?」
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765: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/03/12(日) 22:51:56.57 ID:ThtKAN8m0
- 翌日 第三新東京都市立第壱中学校 昼休み 屋上 -

シンジ「マナ、聞きたいことがあるんだ」

マナ「……?」

シンジ「どうして、マナに戦自は執着するの?」

マナ「どういうこと?」

シンジ「考えてもどうしてもわからなかったんだ。裏切った相手を取り戻したいって思う理由が。ネルフに有利につけられてもなぜマナを取り戻したいと戦自は思うの?」

マナ「あぁ……」

シンジ「なにか、心当たりあるんだね?」

マナ「シンジくんは慣例って知ってる?」

シンジ「当たり前に行われてること?」

マナ「うん、ずっと続くしきたりみたいなこと。戦自はね、少し変わってるんだ」

シンジ「……?」

マナ「脱走兵に対して地の果てまで追っかけてくるの。ずっと昔から。敵前逃亡や裏切りは、死ぬよりも罪が重い」

シンジ「だから、マナを取り戻すためなら、ネルフに有利になってもいいの?」

マナ「きっと、交渉を重ねて行く上で落とし所があると思う。私なんか個人だもの。ネルフもきっと私に対した価値がないことわかってる」

シンジ「…………」

マナ「でも、なにも引き換えにできなければ、ネルフの保護下から外れた瞬間、私は戦自に拉致される。そうなれば、ネルフにとって得られるものはなにもない」

シンジ「最初から、お互いに限度が見えてる交渉だってこと?」

マナ「うん。戦自が提示する条件もさして痛手にならず、ネルフが提示する条件もあったらいいなぐらいのもの。予定調和なのよ。それが、理由なんだと思う」

シンジ「(じゃあエヴァに対する恐怖心を植えつけてもロボットを無力化しても、マナは……裏切り者は許されることはない……)」

マナ「私、どうなりそう?」

シンジ「まだわからない。今は色々と手を尽くしてる」



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