150: ◆x.53aZIM6g[ saga]
2017/03/04(土) 11:03:50.32 ID:lVaEIQQHO
次の日、通学路。
今日はわざと遅れた。勇気にも、七宮さんにも会ってない。もちろん部活の朝練も終わってる。
あの時の事を知っている人がその場にいないことを祈りつつ、熱いだけのアスファルトの上で右足、左足、と交互に前に出す。
重い。
右足も、左足も。
どうせ教室につけば、勇気はいる。
サッカー部も、そのファンの女の子達もたくさんいる。廊下を歩けば笑いものだ。
いや、写真にとられて学校中、いや! いや! 世界中に知れ渡っているかもしれない。
マヌケな高校生の、爆笑ハプニング! とか言って。
誰にも会いたくない。誰とも話したくない……
明日のデート、断ろうか。
LINE……ああ、スマホに手を出す気力もない。
「緑谷君、遅刻ギリギリよ?」
こんな時に、筒川先輩。厳しい顔つきで立っていた。
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