270: ◆x.53aZIM6g[saga]
2017/03/07(火) 22:52:14.76 ID:2jsFEocLO
歩君は、草むらの中からゆっくりと上体を起こして姿を現した。
そこで寝てたの?
「どした〜詩乃こんなとこで」
「な、なんでも。歩君がいるかなーって思ってきてみただけ」
「……なんだ。そう」
ゆるい声だった。服を着た後でよかった。
足だって、草むらに隠れている。
見られたらもう、二度と顔を合わせられない。
年が3つ離れた幼馴染。
私の唯一の……友達。
彼がもう一度横になった。
上から見ると草むらにも隠れることがなく、その顔が見える。
そして、彼がまた声を出す。
今度は、すこし重かった。
「なあ」
「な、なに?」
「なんかあったろお前」
う。
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