366: ◆x.53aZIM6g[ saga]
2017/04/02(日) 00:51:58.81 ID:KorM+FxOO
そのあと、先輩は服を着た。
白いワンピースがやっぱり似合う。素敵だよ。
頬が熱くなって胸が暖かくなる。
さっきのことが嘘みたいに思える。やさしさに包み込まれ……だから考えてる場合じゃないって。
先輩と一緒に、海藤のスマホを持ってその場を去っていく。
前が人に見られないように、不自然ながらも手の位置に気を付けて……と。
で、今回の事は警察に言おうかと言ったけど、先輩は大事にしたくないと言った。
確かに、警察とは言え人にバラされたくない事だものね。
……もう二度とここに来ることはないと思う。たぶん。
そう考えたと同時に気づいた。ぼくと先輩のデートは、これで終わりだってこと。
海藤のせいで最悪のまま終わってしまったんだ……はあ。
いつの間にか外は夕焼けだった。
白いワンピースが真っ赤に。シルバーアクセがレッドメッキに見える。
家へ帰ろうとするサラリーマンの足音がけたたましく思える。
その雑踏の中で、先輩が、言った。
『>>367、>>369』って。
今回ここまで。
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