4: ◆V4UmGZT038Ti[saga]
2017/03/18(土) 21:24:21.16 ID:9+5T49tJo
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結局、俺は頭を抱えながら帰ることになった。
正直、ちひろさんに相談するのは最後の手段とすら思ってたのに、まさか『バレなければセーフ』なんて後押ししてくるなんてとてもじゃないが想像してなかった。いくらなんでも常識外れすぎる。
いや、女性目線からするとこんなにウダウダ悩んでる俺の方が常識外れなのかもしれない。男ならさっさとスパッと責任取れってことなんだろうか。
そういえば文香もまゆちゃんも後押ししてるんだよな。そういうものなのかな。
ダメだ、もう常識というものがわからなくなってきた。
そんな風に考えていると、すぐに家まで到着してしまった。事務所と家が近いことは良いことだと思ってたけど、最近もうちょっと考える時間が欲しいと思わざるを得ない。
P「ただいまー」
ありす「お帰りなさい、Pさん」
ドアを開けると可愛い笑顔で迎えられた。ありすの笑顔でなんかもう常識とかどうでも……良くならない。
P「……玄関で待ってたのか?」
ありす「Pさんが家の近くまで来たのを確認したので」
P「そ、そうか、でもソファーで待っててもいいんだぞ?」
何を見て確認してたんだろうなあ。今更聞くのも怖い。
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