5:名無しNIPPER
2017/03/21(火) 01:07:43.54 ID:uhNtTO6xO
1ヶ月後
狐娘「む、足音が…童が来たのかの」
狐娘「おい、今日はお主に油揚げを……なんじゃ、貴様か。 何の用じゃ」
村長「お狐様、お狐様にお願いがあって参ったのでございます」
狐娘「……なんじゃ」
村長「今年の収穫をもっと増やしたいのでございます。 今のままでは、祭りを開く事も出来ませぬ」
狐娘「…年貢を納め、冬を越せるぐらいの収穫は出来るはずじゃがのう」
村長「は、はい。 ですが、昨年お狐様の力で収穫量は今までと比較にならぬほど多くなりました。 どうか、今年もその力を振るってもらいたいと……」
狐娘「たわけっ。 昨年多ければ今年は少ないというのは道理じゃ! 昨年の実りが多かった分土地は疲弊しておる。 今年は休ませる年じゃ! 祭りなど我慢せいっ!」
村長「そ、そこを何とかっ、一年に一度の祭りは村の者皆の楽しみなのでございます」
狐娘「一度の楽しみのために土地を使い物にならなくしなくても良いてか! 村長がその様な言葉を吐くか!」
村長「ぐっ……」
狐娘「はぁ……一度贅沢をさせたらもうこれか…。 とにかく、今年はこのままじゃ。 去年あれだけ実りを享受しておきながら今年も飢えずに年を越すことが出来る。 ーーこれが贅沢ではなくてなんなのだ」
村長「……その通りでございます」
村長「村の者にもそう伝えます……」
狐娘「ふん。 ならはよ帰れ」
村長「……」
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