安価で決まる物語
1- 20
56: ◆22ceYGYvGM[saga]
2017/04/04(火) 21:32:17.46 ID:EWwIyuwG0
「う······汗臭い」

奴隷市場の視察に来たエルヴァは、饐えた臭いに顔をしかめた。

「いくら仕事とはいえ、この臭いは······さすがに」

「おら、歩け」

「ん······あれは」

そっと物陰に身を隠す。
奴隷にさんざんな扱いをしているという、好色漢の変態だ。
しかも選り好みが激しい。

「·········面倒ね」

耳を澄ますと、会話がかすかに聞こえる。

「······の奴隷は······なのか?」

「はい、そりゃ······う」

(······誰か買うつもり?)

目を凝らして、息を呑んだ。

怯えた様子の奴隷は、とても美しい少女だった。

奥歯を噛んで走り出す。

「じゃあこいつは―――」

「待って!」

「あ? ······なんだ、管理官さんじゃぁねぇですか」

「その娘、私に売ってちょうだい」

「えっ? いやでも、今この旦那に······」

「倍額出すわ。私に売って」

「·········とは言いましてもねぇ······」ヤレヤレ

「······立場の濫用はしたくないのだけど」

「あ、へい、分かりやした」

「おい、貴様······!」

「なにかしら。言いたいことでもあるの?」

言葉に反して有無を言わせぬ眼差しで睨み付ける。

「······あなたの奴隷に対する処遇の件」

「·········ちぃっ」スゴスゴ

変態が仕方なくどこかへ行く。

「······こっちよ」

少女の手を引き、乗ってきた車に乗せる。

「·········」

怯えているようだ······

どうする?

↓1


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
163Res/40.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice