8: ◆vGZnZMMG2I[saga]
2017/04/13(木) 23:05:56.65 ID:CktxGxQq0
男「······知ってどうするんだよ」
女神「やり直させると言ったはずですが?」
男「嫌だ。あんな人生、やり直したくない」
女神「·········どうしても?」
男「絶対」
女神「······なら、仕方がありませんね。あまりやりたくなかったのですが」
女神の手が男の額に触れた。
ぎくんと体が跳ね、ガクガク暴れる。
走馬灯のように記憶が流れる。
その出来事の一つ一つを、男はなぞっている。
男「ふぐぁぁぁぁ······!」
受験前に喧嘩別れした友人。
ひとりぼっちの高校時代。
両親を疎んで、拒絶した。
そして――――――
男「っがはっ!?」
女神「······そういうことですか」
男「······何しやがった······!」
納得顔で頷く女神に殺意のこもった目が向く。
女神「記憶を覗きました」
男「この······っ!」
奥歯を砕かんばかりに噛み締めた。
女神「······非礼はお詫びします」
言い募ろうとしたときに腰を折られ、男はがくりと床に膝をつく。
目を閉じたその頭を、温かさと甘い匂いが包んだ。
女神「·········頑張りましたね」
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