2:名無しNIPPER[saga]
2017/04/15(土) 23:05:36.14 ID:U53w46dSO
自宅のドアを開けると娘が両手を腰に当て立っていた
まだ中学生になったばかりの小さな体と整った顔立ち
その愛らしい頬を少し膨らませながら娘は父を軽く睨み付ける
娘「パパ、遅いよ」
父「ごめんごめん、お詫びにケーキ買ってきたから」
右手に提げた袋を差し出し父が微笑む
その袋を受け取った娘は顔がにやけそうになるのを堪えつつ口を開く
娘「ケ……ケーキで喜ぶほど子供じゃないんだからね……まったく」
父「だから……悪かったって」
娘の腰に手を回し父が体を寄せる
父「どうしたら許してくれるんだい?」
娘は父を見上げると甘えるような表情を見せた
娘「分かってるくせに……パパの意地悪……」
父「おや?……分からないから聞いてるんだぞ?」
娘「もう……後でいっぱい可愛がってよね……」
顔を伏せながら娘が呟く
父は分かったと言わんばかりに娘の頭を優しく撫でた
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