【たまに安価】「二人旅を楽しむよ」 「……ん」
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12:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:39:00.30 ID:Ow7DHYtIo
ぷりぷり怒るサーシャを何とか、なだめながらやっと街についた
街に入るための門は大きく、裕に10メートルは超えようかというものだ
圧巻されつつ、街に入るために必要な入場審査の列に並ぶ
列に並んでいるといかにも冒険者風の、胸当てをした1人の犬耳をしている獣人の男が声をかけてきた
「おいおい、猫族じゃねえか」
「……?」
「なんで奴隷身分の猫族がいんだぁ? お前、売っちまうぞ?」
「?」
めんどくさいのに絡まれたな
こいつやっぱし犬族だ
猫族はこの犬族に奴隷にするために狙われやすいのが現実なのだ
人権もくそもあったもんじゃない
「お、しかもなかなかの上玉じゃねえか」
「…………」
「お前ちょっとこっち来いよ」
「…………」
「おい、なにシカトこいてんだぁ? あ?」
「うるさい」
「てめぇ…… ガキだからって調子こいてんじゃねえぞ? 俺が女に手を出さないと思ったら大間違いだぞ」
「うるさいって言った」
「……ぶっ殺す」
剣を抜いた犬族の男
これはもう正当防衛は成り立つ
いざとなれば俺が止めてやればいいか程度に思って横のサーシャを見る
「…………!」
「おいおい」
尻尾が膨らみ、額には怒りマークがついていそうなほどに怒っている
今にも爆発しそうな感じだ
思っていたよりもサーシャは短気なのかもしれない
「土下座するなら許してやるよ?」
得物を抜いてサーシャがビビったと思ったのか、男はニタニタと嫌な笑顔を貼り付けて見下してくる
それだけで勝ったつもりでいるのか、本当に小物だ
「いい加減に黙って」
「……あっそ、お前ウザいから死ねよ」
剣がついに振るわれた
周りで不安そうに見ていた列待ちの人達が叫び声をあげる
サーシャはさっと身をずらして容易く回避した
そして瞬間の抜刀
抜いた刀で男の肩を突き刺した
「がぁぁぁっ!!!」
少なくない血が肩から溢れ、男は剣を落として蹲る
サーシャは刀を抜き、血振りをして鞘に収め涼しい顔をしている
それで気が済むのはいいんだけど、割とあっさり人を切ったなこいつ
うーんサーシャはなかなかの大物だ
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