141: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/06(火) 22:58:08.29 ID:rX8qXiOt0
【弐号機 格納庫】
カヲル「(アダムの分身。そしてリリンの僕。真っ赤に染め上げた塗料は、さしあたり道化師と言ったところか。そう、ボクと同じ……)」
レイ「……」スタスタ
カヲル「待ってたよ……。やはり、キミも僕と同じだね」
レイ「……私は同じじゃない」
カヲル「ふっ、ボクは下等な種じゃないから手荒な真似はしないよ」
レイ「そう」
カヲル「君の中のモノは、目覚めているんだろう? ボクにも感じられる。最初は気のせいかと思ったが、日増しに強くなってゆく」
レイ「……」
カヲル「どうして、なにも喋らないんだい?」
レイ「……不快だわ。あなた。紛い物のくせに」
カヲル「それはボクが重々承知しているよ。ボクはシンジくんと対を成す存在だからね。双極性の磁場を発生させるN極とS極のようなものさ」
レイ「あなたも、碇くんとひとつになりたいのね」
カヲル「いや。ボクは殺されることで存在の証明になる。救いになるんだ」
レイ「……」
カヲル「あの女は気がついているのかい?」
レイ「いえ」
カヲル「そうか、だったら黙っておくよ」
レイ「……いいの?」
カヲル「そのかわり、シンジくんを守ってくれ」
レイ「……」キョトン
カヲル「僕たちが持つ強力なATフィールドは、外部からの干渉を完全にシャットアウトさせられる。ただ、それぐらいの規模になると影響も大きい」
レイ(少女)「うふ、うふふふっ。わかった。その先は言わなくてもいい」
カヲル「安心したよ。間近に搬入される三号機にはボクが乗る、亡き後の処理は、頼んだからね」
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