175: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/11(日) 01:09:59.81 ID:avvamD620
【屋上】
マナ「きれい……」
シンジ「ここからの景色はいいんだ。でもみんな使わない」
マナ「どうして? お昼食べたら気持ちよさそうなのに」
シンジ「見慣れた景色だから。僕も数ヶ月前に転校してきたからそう思うけど。元々、住んでた人達には有り難みがないんじゃないかな」
マナ「そうなの、もったいないね」
シンジ「夕焼けはもっときれいだよ」
マナ「ねぇ、どうして、そんなに悲しそうに街並みを見つめるの?」
シンジ「悲しそう?」
マナ「私がそう感じるだけなのかな。碇くんは、みんなにチヤホヤされて嬉しくないの?」
シンジ「僕が望んでるわけじゃないから、アスカは誇りに思うかもしれない。だけど誰もがパイロットになりたくてなってるわけじゃないんだよ」
マナ「えっ? だって、碇くんは親が……はっ、そ、そうなんだ……」
シンジ「……?」
マナ「ご、ごめんなさい。もったいないね、この景色」
シンジ「うん……そうだね」
マナ「(情報だと、私、てっきり望んで乗ってるんだと。違うの?)」
シンジ「そろそろ、昼休みが終わるよ。案内しきれてない体育館とかは誰かに聞けばすぐにわかるから」
マナ「あ。……ありがとう。あの、シンジくん、って呼んでもいい?」
シンジ「どうして?」
マナ「友達がまだいないから。その第一号になってもらえないかな?」
シンジ「……僕でよければ」
マナ「ありがとう! 私はマナって呼んで!」
シンジ「マナ、さん、でいいのかな」ポリポリ
マナ「呼び捨てでいいよ! ね?」
シンジ「わかったよ、マナ」
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