32: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/05/11(木) 18:39:15.22 ID:WFuBBOSl0
カヲル「シンジくんは父親の死に悲しいという感情を持った」
シンジ「……うん」
カヲル「だけど、ヒトはいつか死ぬだろう?」
シンジ「そ、そうだけど」
カヲル「ほしかったのかい? 寂しい時、反芻できる思い出が」
シンジ「誰だって、突然の不幸には悲しむよ」
カヲル「どうやって乗り越えるの? 加持リョウジや母親に対してどう接する?」
シンジ「そ、それは」
カヲル「シンジくんはまだ、割り切れていない。だから、ボクについてきたんだろう。大人達に対する不信感が強くて」
シンジ「……」
カヲル「思い出がほしかったと素直になればいいのに、自分自身が、純粋に悲しい気持ちだけではいられなくなるからだろう?」
シンジ「……違う」
カヲル「寂しさを埋める為、父親を利用しようとしていた。縋り、泣きつきたかった自分を認められないんだ」
シンジ「違うっ!」
カヲル「手をかして」スッ
シンジ「……な、なに……?」
カヲル「ふぅー……心臓の鼓動が、わかるかい?」
シンジ「う、うん」
カヲル「心の壁は見えないものだ。殻に閉じこもるか、勇気をもって開くか。シンジくん次第だよ」
シンジ「……わからないんだ。誰を信じたらいいのか」
カヲル「こわいんだね」
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