【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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101:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:53:51.83 ID:+j5AeXst0


「着いた……のか……?」

ざわつくファーストクラスのエリア内で、大河内は汗を拭って口を開いた。
アスガルドと名乗るテロリストによるハイジャック。
それにより、強制的な眠りから目覚めた機内の乗客は、一時的にパニックに陥っていたが、先程沈静化し、那覇空港に無事に着陸したのだった。
汀(なぎさ)は目を覚まさなかった。
意識内を刺激しすぎたのだ。
薬も投与してあるので、しばらくは起きないと思われる。

(この子は……もう、汀(みぎわ)ちゃんじゃないのか……)

大河内は胸を抑え、えぐりこむような痛みに息をつまらせた。
過去、一貴にやられた通り魔のときの傷が、興奮により少し開いてしまったようだ。

「ドクター大河内。汗を……」

看護師が差し出したハンカチで顔を拭い、大河内は視線を横にスライドさせた。


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