【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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178:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:12:04.27 ID:Eb2omwdb0
「手伝いなさい、坂月健吾。アレをどうにかしないと、ここで私達は全員殺されるわ」
「勿論、できるだけ足掻かせてはもらうつもりだよ」

車椅子をソフィーの脇に移動させた坂月は、自嘲気味に小さく笑った。

「どれだけもつかは分からないけどね」

彼は振り返ると、足元に散らばったガラス片を見回してから、軽く手を振った。
ガラスの山が、パァンと炸裂して光の飛沫になる。
それらが空中で礫のように幾百もの形を形成した。
おびただしい数の日本刀が宙に浮かんでいた。
まさに、背後をすべて埋め尽くす程の数だった。
坂月は車椅子に悠々と腰掛けた姿勢のまま、軽く指を振り、アンリエッタを指した。
日本刀の群れが、途端、意志を持つ鳥の群体のように空中で渦を巻き、そして突っ立っているアンリエッタに殺到した。
鋭利な刃がパーカー姿の化け物、その腕を切り飛ばし、足を八つ裂きにし、胴体に次々に突き刺さり、脳天を串刺しにし、情緒も何もなく斬り刻んでいく。


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