【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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180:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:13:23.89 ID:Eb2omwdb0
「冷静に解説している暇があって?」

ソフィーに睨まれ、坂月は黒い百足が砂浜に軍隊のように整列し、ムクムクと膨れ上がり始めたのを見て、ギプスの指先で鼻の頭を掻いた。

「確かに、その暇はなさそうだ」

膨れ上がった百足達が、粘土細工のように人間の形に変化する。
数秒後には、数百に分裂したアンリエッタ・パーカーが目の前に綺麗に整列していた。
それぞれが全く同じ動きでポケットに手を入れ、ズルリと手斧を取り出す。
かなり大きな手斧がズルズルと引きずり出され、全員が同時にそれを肩に構え、足を踏み出した。
ザッ、ザッ、と化け物達が軍隊のようにこちらに足音を立てて迫ってくる。
坂月はソフィーの前に車椅子を移動させると、軽く手を横に振った。
彼らの脇の海から、波をかき分け、ゆっくりと小さなヨットが浮かび上がってきた。

「網原君を連れて逃げるんだ。残念ながら、今の俺にパーカースカイフィッシュを全滅させる力はない」

ソフィーが目を見開いて、歯を噛む。


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