【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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184:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:15:33.85 ID:Eb2omwdb0
髑髏だった。
カタカタと顎骨を鳴らした、おぞましい頭蓋骨が、眼窟の奥を鈍く光らせながらこちらにゆっくり進んで来る。
天を衝くほどの、巨大な頭蓋骨だった。
あまりの光景に腰を抜かして唖然とする。
どうすればいいのか、という次元を越えていた。
ソフィーも、手榴弾を手に持った姿勢のまま歯ぎしりをする。

「大きすぎる……何なのこの悪夢の総量……」

彼女は硬直している汀を見て怒鳴った。

「早く精神中核を飲みなさい!」

ハッとして、手の中の赤いビー玉を見る。
しかし口に運ぼうとして、ひときわ大きい波がきてヨットが大きく煽られた。
二人の少女と子猫が吹き飛ばされ、黒い海に頭から叩きつけられる。
水をしこたま飲み、汀(なぎさ)はもったりと粘土のように絡みつく水に抵抗できず、どんどん沈んでいった。


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