【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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239:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:54:16.75 ID:vhS4jR9Y0
「そこじゃないよ。もう少し上」

汀は、はっきりと耳の奥で声が聞こえ、目を見開いた。
誰かが隣に立っている。
優しく、温かい感覚。
隣にいる「彼」は、手を伸ばして汀の震える手を支えた。
這いつくばった姿勢のまま拳銃を握りしめた汀の手をゆっくりと動かし、「彼」はスカイフィッシュの脳幹の部分に照準を合わせた。

「落ち着いて引き金を引くんだ。君の体力はもうもたない。限界なんだ。そろそろ君は強制的にダイブアウトする」

霞んだ視界では、「彼」の顔を見ることはできなかった。

「チャンスは一回だ。あのスカイフィッシュが、アルバート・ゴダックを殺そうとした瞬間を狙う。無防備になる時があるはずだ」

冷静な声を聞き、汀は手に持った拳銃に意識を集中させた。


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