【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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241:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:56:10.20 ID:vhS4jR9Y0


「…………」

汀はグチャグチャに飛び散った脳漿の海の中で、もがくようによろめきながら、なんとか立ち上がった。
荒く息をつき、手に持った拳銃を取り落とす。
そして彼女は、病院服のポケットに手を入れて、一貴の精神中核を取り出した。
先程まで鈍く光っていたそれは、くすんだ真っ黒い色に変わっていた。

「…………」

残った左目でそれを見つめ、汀は胸に輝きを失った精神中核を抱きながら、折れた足を引きずって歩き出した。
彼女の足元に小白が駆け寄る。
少女と猫は、意識を失っているのか、白目をむいて倒れているアルバートの前で止まった。
汀は一貴の精神中核を大事そうにポケットに入れると、ヘッドセットのスイッチを何度か操作した。
しばらくしてノイズとハウリング音と共に、大河内の声が流れ出す。


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