【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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27:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/20(土) 15:33:30.39 ID:wWVynNsm0
――切り離された……?
 
思い出せない。
夢の中で誰かに会った気がするけど……。
それに、ここ数日……。
私は何をしていて、そしてどうしてここにいるのだろう……?
私は確か、ひどい怪我をしていて……。
で、ここにいる。
何か忘れているような気がするのだが、思い出せない。
咳をしたところで、人影が動いた。
カーテンが開いて、憔悴した顔の大河内が中を覗き込む。
 
「汀(なぎさ)ちゃん! 大丈夫かい?」
 
いの一番に聞かれて、汀(なぎさ)は息をついて大河内に対してにっこりと笑ってみせた。

「うん……体、痛くないよ……」
 
それを聞いて大河内は一瞬、とてもつらそうな、曖昧な表情を浮かべた。
しかしそれをすぐに引っ込め、汀が気づくよりも早く口を開く。


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