【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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44:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/20(土) 15:41:25.27 ID:wWVynNsm0


「パパ、すごいよ! 雲の上にいる!」

窓際に座った汀(なぎさ)が大声ではしゃいでいる。
大河内は、わずかに憔悴した顔でニッコリと笑ってみせた。

「ああ、そうだな。体は大丈夫かい?」
「うん、何だか最近すごく調子がいいの。私、元気になったかもしれない」
「……そうか」

頷いて、大河内は職員からジュースを受け取ってストローを指し、彼女に手渡した。

「私も長期で休暇届を出した。しばらく沖縄で羽目を外そうか」
「うん!」

頷いた汀(なぎさ)が息をついて、背もたれに体を預ける。

「眠いなら少し寝てもいいんだよ」
「うん。でももう少し、雲見たい」

窓の外に視線をうつした汀(なぎさ)だったが、そこで彼女の動きが止まった。

「あれ……?」

小さく呟いた彼女に、大河内が怪訝そうに聞いた。


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