【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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61:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/21(日) 21:58:48.15 ID:cASlUPYO0
数秒経ち、煙が風に舞っておさまってきたところで、大河内は顔を上げて硬直した。
銃弾が炸裂した場所に、マントを体に巻きつけた人影がしゃがみこんでいたからだった。

「チッ……効果がないか……!」
「確認しました! スカイフィッシュ変種です!」

職員の一人が大声を上げる。
マティアスがまた手を叩くと、彼の胴回りに防弾ベストが出現した。
そこにぶら下がっていた手榴弾を幾つか手に取り、歯でピンを抜いてから間髪を置かずに投げつける。
スカイフィッシュは飛んでくる無数の手榴弾を見上げ、両手をそちらに向けて開いた。
彼の周囲に、凄まじい数の日本刀が、何に支えられているわけでもないのに出現して、浮遊をはじめた。
そのうちの何本かが手榴弾に突き刺さり、空中で大爆発を上げる。


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