【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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63:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/21(日) 22:00:20.92 ID:cASlUPYO0
「マティアス、どうするんだ!」

大河内が悲鳴のような大声を上げる。
マティアスは飛んでくるロケットランチャーの砲弾を睨みつけ、口の端を裂けんばかりに開いて笑った。

「大人を……赤十字を舐めるなよ!」

嘲るようにそう言った彼に、別の職員が地面を手で叩いてから叫んだ。

「閉鎖領域への夢座標の転送、完了しました。扉を開きます!」
「開放しろ!」
「了解!」

ロケットランチャーの砲弾が、戦車に打ちあたって炸裂する……と、大河内が汀(なぎさ)を強く抱きしめ、彼女を庇うように体を丸めた瞬間だった。
職員の一人が叩いた地面に、木造りの扉が出現した。
それがひとりでに開き、中から数人の人影が、戦場の様相を呈している空間内に踊り込んできた。


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