32: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/05/24(水) 01:21:14.79 ID:fbpEoxqa0
「……失礼しました」
そう言って扉を閉めるありす。
足音が遠ざかっていく。
いや、失礼しましたじゃないだろと。
うわー死にたい。つらい。
あっ、でも、チョー気持ちいい……なんも言えない……♡
そのままイった余韻に浸って、何も考えられずにいた。
絶頂のほとぼりが冷める頃にはもう日が傾いてて、部屋は暗くなりつつあった。
ティッシュで杏の散らかした、もう冷え切った残骸を拭いて、
ちょっとついちゃったスカートも拭いて帰った。……んー、匂いが酷いなこりゃ。
完全に死んだ目をした杏はとにかく帰路に発った。
完全に匂いがアレだったけど、絶頂の未だ続く興奮が些細なことだと脳から消し去って行ってしまった。
それでいながら、見られただとか、つらいだとか、死にたいだとか、次第にそればかりが渦巻くようになった。
行きの時の急いていた気持ちはとうに消え失せて、行きの時の3倍ほどの時間をかけて自宅に帰り着いた。
誰ともすれ違わなかったのは奇跡でありながら幸運だった。
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