3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/17(土) 06:35:13.99 ID:ND0MDh2u0
――――ガレージ前に車を停め、コンビニで夕食用にと買ってきた白飯とチーズコロッケを手に、ガレージ横にある通用口のノブを回した。
案の定、鍵がかかっている。小窓から覗き込んでみる。志希がいる様子はない。
通用口を開くと、凝縮された薔薇の匂いが、むわあっ、と襲い掛かってきた。
堪らず咽ぶ。吐き気を催す。頭痛がする。死ね。
咳き込みながら急いでガレージの扉を開け放った俺の視界の端には、茶色い壜の破片が散らばっていた。
最近、地震は起きてはいなかったので、おそらく志希が落として割ったのだろう。
ああ、ダメだ。換気が間に合わない……。
俺は打ちっぱなしの床に、胃の中身をそのまんまぶち撒けた。
薔薇のオーバードーズだなんて、聞こえは大変よろしいが、その実態はこんなにもマヌケである。
思わず手を伸ばした先に照明のスイッチがあったらしく、じじり、ぶぅーん……裸電球が低く唸る。
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