7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/17(土) 06:38:28.37 ID:ND0MDh2u0
箸でしらす丼を口に放りこんでみると、案の定、毛の歯触りがとても不快で、噛み切れない。
しらす丼なんだから、かけるのもウスターソースじゃなくて、醤油が良かった。海苔があるとなお良い。
咀嚼。
不思議なことに、口の中には薔薇の香りが広がっていた。
鼻腔の奥の薔薇のせいかもしれない。
いや、もしかしたら、志希の匂いが薔薇なのかも。それが陰毛にまで染み渡っているのかもしれない。
五月生まれだしな。五月から六月の薔薇が一番良い。
志希は薔薇なのかもしれない。
「もしかして、志希は薔薇なのか?」
「ぶっぶー!ざんね〜ん、志希ちゃんは志希ちゃんなのでした〜」
心臓が止まるかと思った。
それは、突然背中に軟らかな重みを感じたからだし、首の後ろの付け根辺りから響く志希の声が鼓膜を揺らしたからだ。
ドアの開閉音はしなかった。聞こえなかっただけか?
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